予防医学に基づく病気予防 / 成健研究所

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報告10 抗うつ剤の長期服用

医療法人社団・一友会「ナチュラルクリニック代々木」で直接扱った患者様の臨床報告を時系列でご紹介します。

人物紹介

成健研究所

東京都 I・Tさん(73歳・女性)の場合

報告内容

私は数年間抗うつ剤(4種類)を服用しておりました。
かなり気分も落ち着き、当時の主治医に薬を減薬して欲しいと頼みましたが断られ、こんな薬を飲み続けて脳に悪影響はないのか心配になりました。 そんな時にたまたま「医者が心の病に無力なワケ」という本を読んで、ナチュラルクリニック代々木の名前を知り、早速予約をしました。それが、2008年7月のことで、そこはこじんまりとした優しい感じのするクリニックでした。

医師と栄養士が同時に診察室にいらしたので一瞬おやっと思いましたが、とりあえず私はそのときの自分の症状や不安を訴えました。院長先生は「うつということを忘れて、したいことをしなさい」と言われましたが、それは出来ませんでした。毛髪分析検査という自分の健康状態が分かる検査や、プラセンタ注射をし、栄養を整えて身体をつくるためサプリメントを4種類勧められました。その中にアルファベスト(グミタイプ)があり、これが脳の神経伝達物質のバランスを整えるサプリメントだということでした。そして、今後は薬を減らしていきましょうとおっしゃって下さったのでほっとしました。

2週間後に毛髪分析の結果が出ましたが、その内容は、栄養面からあらゆる体の状態まであまりにも細かく結果が出ているので驚いてしまいました。自律神経も副交感神経もほとんどがマイナスの数値でしたので、足りない栄養素を追加で購入して帰りました。 栄養面の見直しをしてからは、寝つきが悪かった私が、食事をすると眠くなり、いくらでも眠れる様になりました。さらに、N大学の生涯学習センターに勉強に行こうという意欲が湧いてきたので申し込みをしました。次第に身体が動くようになってきたことを実感してきました。

9月に入るとウオーキングがかなり出来るようになり、デパートに出かけたり、行動範囲が広がってきました。先生のカウンセリングは楽しくて、お会いするたびに気分が良くなってきました。名医であると思いました。 私は近視が強く緑内障で、以前、左目は2回も真っ暗になったことがあり、かなり気にしていることを話しましたら、ゲルマニウム温熱ドームという治療方法が眼にも効果があるそうなので、早速試してみました。初めて45度のドームに入ったときは、熱さがきついと思いましたが、その後30分ほど我慢していましたら、汗がだらだらと出て、施術が終了したときには身体がすっきりとした感じがしました。そして、さらに驚いたことは、かすんでいた左目が2日後に明るくなったことです。その後、2週間おきにゲルマニウム温熱ドームをうけたり、月に一度はプラセンタの点滴または筋肉注射をしています。

おかげで、現在73歳ですが趣味や勉強と、生活は充実しております。神津先生、宗像先生、スタッフの皆様のご好意に感謝しております。

根本から改善するには至らない

■抗うつ剤では根本から改善するには無理がでてきます。

抗うつ剤は症状を一時的には抑制することができますが、根本から改善するには無理があります。むしろ脳の神経組織を長い間に傷つけてしまいます。 ご自身もそのことを気にされて、もう少しソフトな治療法はないものかと考えていらっしゃったようですね。歳を重ねてからうつ症になりますと次は認知症を呼びこんでしまいますので、早めに治療されたのは賢明だったと思います。緑内症も改善に向かっておられるようで本当に良かったと思います。

Tさんの治療に対する前向きな姿勢が症状全体の改善、回復に役立ったのではないでしょうか。