予防医学に基づく病気予防 / 成健研究所

成健研究所

報告5 うつ病

医療法人社団・一友会「ナチュラルクリニック代々木」で直接扱った患者様の臨床報告を時系列でご紹介します。

人物紹介

成健研究所

東京都 H・Uさん(29歳・女性)の場合

報告内容

〔2006年12月21日〕当院初診
某有名医大に勤める秘書。ストレスが非常に多いとのこと。この秘書が通院しているクリニックの先生は「薬好きな」医者だそうで、新しい薬をすすめられるたびに、さらにストレスが増してしまうとのこと。初診時の内服は、次の通りである。

●デパス(0.5mg)1日2錠、朝・夕食後に服用
●トレドミン(25mg)1日6錠、朝・夕食後に服用
●デパケン(200mg)1日2錠  朝・夕食後に服用

高校卒業後、専門学校に進み、その頃から食生活が乱れた。甘いものが好きで、食事は胃がいっぱいになるまで食べないと気がすまなかった。頭痛はないが常に頭がモヤモヤし、不安にさいなまれていた。一方いつも便秘がちという。月に2~3回は胸の苦しさがあるとのこと。そこで、K・リゾレシチンを1回3個、1日3回に、ビタミンB複合体、ナイアシンアミド(ビタミンB3)、DHA/EPA等を処方。

〔2007年1月6日〕
「甘いものに対する依存が軽くなった」と報告がある。白米から発芽玄米食にしたとのこと。胸の苦しさは改善傾向、便秘は改善。過食もなくなった。肌の調子も良くなった。デパケンを半量に減らした。

〔2007年1月15日〕
デパケンを半量にしても変わりなかったので、この日からオフにした。

〔2007年1月27日〕
ちょっと風邪をひいたが、治りが早かったとの報告があった。いつもは治りにくい。口内炎もビタミンB複合体とナイアシンアミド(ビタミンB3)、乳酸菌生産物質の噴霧ですぐに治った。トレドニンを1日6錠から4錠に減薬した。

〔2007年2月10日〕
肌の調子がとてもよい。笑顔もあり明るくなった。 「もうすぐ30歳になります。女30、色々考えます」と話し、しっかり自分に向き合えるようになった。

〔2007年2月16日〕
かなり回復。職場の先生がストレスをかけてきても、以前より上手にこなせるようになったとのこと。「味が分かりにくい」ということなので、亜鉛不足を考え、マルチミネラルを追加。